ウイルスに負けない体づくり(番外編)

免疫力を高める食材

毎朝の習慣、マヌカハニー

私は、毎朝、漢方薬に加え、マヌカハニーをいただきます。

基本的には、マグカップ1杯のお湯にティースプーン1杯のマヌカハニーを溶かして飲みます。
日によって、レモンを入れたり、生姜を入れたり、漢方薬を全部溶かして飲んだりもします。

中国では、はちみつ自体、古くから薬として使われてきました。

「本草網目(ほんぞうこうもく)」という中学の古い薬学書では、『万病に効く不老長寿薬』として記されており、「丸剤(がんざい)」という種類の漢方薬を作る上でもかかせないものとなっています。

中医学・薬膳的には、胃痛をやわらげたり、肺を潤して咳を止めたり、腸を潤して便秘を改善したり、などの効果があると言われています。

はちみつの中でも特に味も濃く、殺菌、抗菌作用が高いのが、みなさんもご存知のマヌカハニーです。

マヌカハニーはニュージーランドが原産で、メチルグリオキサールという成分が含まれているのが特徴で、このメチルグリオキサーが持つ殺菌力は、マヌカハニー以外のはちみつが持つ殺菌力の、約2倍とも言われています。
この殺菌能力の高さが、ピロリ菌や大腸菌などといった体内にいる悪性菌に効果を発揮すると言われる所以です。
さらに、このメチルグリオキサールは、善玉菌を殺さず悪玉菌だけを殺菌することができる、唯一の成分!

もちろん、中医学で昔から使われているような、喉の痛みや咳にも効果があります。はちみつのど飴、マヌカハニーが入ったのど飴なども、よく見かけますね。

他にも、口臭予防、歯周病予防などにも使われ、私は息子が口内炎になった時にも塗っています。やけどや傷の症状にも使えるそうです。
マヌカハニーは、 一般のはちみつに比較して、カロリーも糖分も高いですので、食べ過ぎは注意ですが、これだけ美味しくて万能な食べ物、上手に取り入れたいですね。

マヌカハニーの選び方

マヌカハニーを選ぶとき、パッケージで目にするのが『MGO』とか『UMF』といった数値です。
これらが何を表しているのか、をきちんと知ることで、目的にあったマヌカハニーを選ぶことができます。

『MGO』は、2008年に、ドイツのトーマス・エレン教授が発見した抗菌成分、『Methylglyoxal(メチルグリオキサール)』の略です。
1kgのマヌカハニーの中に、『メチルグリオキサール』が何mg含まれているかを表しています。

そして『UMF』は、『Unique Manuka Factor』と言って、『メチルグリオキサール』が発見される前の1998年に、イギリスの生物学者であり、マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士によって定められた、殺菌作用を示す数値です。
この、『Unique Manuka Factor』も、後々メチルグリオキサールであることがわかっています。

つまり、どちらも『メチルグリオキサール』の数値を量るもの、ということですね。

『MGO』は『UMF』をベースに研究された測定方法で、より正確だと言われています。
ですが一方で、『UMF』は、生産から流通までの過程をしっかり管理しているのに対し、『MGO』はそこまで市場管理されていないと言われています。

ちなみに、私はMGO 250+、UMF 10+ という品質のものを愛飲しています。

数値が高いほど、やはりお値段も高くなります。
普段のウイルス予防、健康維持、免疫向上にいただくのには、これくらいの数値のもので十分だと思っていますが、ピロリ菌などの治療等の目的に使う場合はもう少し数値の高いものを選んだ方がいいと思います。
ご自分が商品を選ばれる際、参考になさってくださいね。

はちみつに関する注意点

こんなにオススメの食材、はちみつですが、一つ大切な注意点があります。

はちみつ全般に関してですが、1歳未満のお子さまには、絶対に与えないでください(ご存じの方も多くいらっしゃると思います)。

その理由は、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」により「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起こす可能性があるから。

ボツリヌス菌自体は、自然界に広く存在している菌の一つで、多く摂取すると食中毒の原因にもなりうる菌の一種です。
そんなものがはちみつに含まれてるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、はちみつに含まれるボツリヌス菌はごくごく微量。
大人にとっては特に何ら問題ありません。
でも、赤ちゃんの腸内環境は未熟なんですね。
1歳未満の赤ちゃんだけが「乳児ボツリヌス症」を発症してしまうのです。

さらにボツリヌス菌は100度程度の熱にも強く、長時間加熱しても殺菌はできませんので、とにかく、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを食べさせないようにしてくださいね。

身近にある食材も、効果をきちんと知って食生活にうまく取り入れ、免疫力を高めていきましょう。

免疫力を高めるシリーズ、まだ続きます。
See you soon!

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