薬膳と陰陽五行説②

こんにちは。トロントで中医師、鍼灸師をしている、Yukiです。

さて今回は、前回に続いて、薬膳と陰陽五行説のお話を、
具体例を交えながら、わかりやすくおつたえします。

前回お伝えした「五行説」の木・火・土・金・水

こちらに、季節、色、味覚、臓器、感情、体の組織、器官などをあてはめ、
その時期に何を体に採りいれるのがいいのか、を考えていくと、
自然と薬膳につながっていく、というお話です。

五行説によると、春は肝に負担がかかりやすい季節。

「肝」は、解毒やストレスマネージメントの臓器です。
その「肝」に負担がかかりやすい春の季節というのは、
自律神経のバランスを崩しやすい時期でもあります。

そんな時に五行説で春の味覚に当てはまる酸っぱいものを食べると
全身の「気血」の流れがスムーズになり、元気が出てきます。

春の色は「青(緑)」。

春の薬膳には、木の芽や茎などが多いのも特徴です。
キャベツ、わらび、ふき、菜の花(茎)などの青い食べ物は
解毒を促進する効果があり、ぜひとも春に食べたい食材です。

ただし、一つの食材を食べ過ぎないように!
全ての味覚をバランスよくいただくことが、とっても大切です。

季節や体調に合わせて、春は緑のもの、酸っぱいものを少し多く摂るようにしたりすることが、簡単に続けられる五行説に沿った薬膳の第一歩ですね。

私と私のパートナーであるMegumiの著書であるレシピ集
「12ヶ月のおもてなし」
3月の献立には、5色豆サラダというレシピをご紹介しています。
5色を取り入れることで、バランスよく五臓を労れる、とっても簡単、
かつ、美味しいレシピです。

五行説は深くておもしろい!

となり同士、向かい同士、右回りに変化していく相生関係、
向かい合わせで抑制し合う相克関係(詳しくはまた後々)など、、、

キリがありませんが、またそれは次の機会に。
次回は「漢方と薬膳」の違い、についてお伝えしますね。
See you soon!

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